国際学術誌ネイチャーは北京時間9日、オンラインで2025年「今年の10人」を発表し、中国の研究者2人が選出された。中国新聞網が伝えた。
同誌が今回選出した科学の進展に影響を与えた最新の「今年の10人」の顔ぶれは次の通り。
(1)米カリフォルニア大学デービス校の物理学者トニー・タイソン氏
(2)中国科学院深海科学・工学研究所の地質学者の杜夢然氏
(3)イスラエル・ワイツマン科学研究所のシステム生物学者イファット・メルブル氏
(4)英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの神経学者サラ・タブリジ氏
(5)新型遺伝子編集治療を受けた米フィラデルフィア郊外の小児患者KJマルドゥーン氏
(6)中国のDeepSeek(ディープシーク)創業者の梁文鋒氏
(7)インドのデータ科学者アチャル・アグラワル氏
(8)ブラジル・オズワルドクルス財団の農業研究員ルチアーノ・モレイラ氏
(9)南アフリカ・ウィットウォーターズランド大学の公衆衛生官プレシャス・マツォソ氏
(10)米国の微生物学者・免疫学者スーザン・モナレス氏
杜氏とそのチームは潜水艇で水深9000メートル以上の深海に潜り、不思議な深海生物に満ちた生態系を初めて垣間見ることに成功した。梁氏が開発を主導した大規模言語モデル(LLM)のディープシークは、急速に進化する分野において驚異的な性能を発揮している。既存の一部の最先端モデルに匹敵するパフォーマンスを実現しながら、構築に必要な資源は既存モデルのわずかな一部に過ぎず、またオープンウェイトで公開されており、無料でダウンロード・拡張が可能であるため、科学研究者に大きな福音をもたらした。
ネイチャーを発行するシュプリンガーネイチャープレス事務局によると、「今年の10人」は一つの賞でもなければ世界トップ10のランキングでもなく、その年の重要な科学的進展や出来事、一部の重要人物とその同僚の記録だ。「今年の10人」はネイチャーの編集部が選定し、今年の最も重要な科学的出来事に影響を与えた個人に焦点を当てている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











