イタリア・ミラノから発送されたアパレル製品の貨物がジョージアン・エアウェイズの輸送機に積載されて中国海南省の海口美蘭国際空港に到着し、船荷証券の差し替え(スイッチB/L)が行われた後、海南航空の定期便に積み替えられて香港に向かった。これにより、海南自由貿易港における初の中継貿易でのスイッチB/Lテスト業務が完了し、国際航空貨物輸送の中継モデルが新たなブレークスルーを達成した。
中継貿易でのスイッチB/Lとは、航空輸送から航空輸送への中継の業務モデルの一つで、国際貨物が中間地点となる第三国・地域で積み下ろしされた後、船荷証券の内容を差し替えるなどの方法を経て、引き続き輸入国・地域へ輸送されるモデルを指す。中継貿易のスイッチB/Lモデルの下、従来の航空輸送の国際中継業務で採用されていたマスター・エア・ビルウェイ(MAWB)による「マスター(航空会社)の航空運送状」モデルの限界が打ち破られ、フォワーダー(輸送手段を利用して貨物輸送を行う業者)の企業が貨物を積んで出入国する航空便の組み合わせを自ら最適化し、航空会社2社それぞれのMAWBを相互に連携させ、貨物の積み替えを迅速に行う方法を採用して、貨物1件を航空会社2社によってシームレスにつないで輸送することが可能になった。この方法により、企業により豊富で柔軟な航空路線・航空便の選択肢とより低廉なコストの輸送手段を提供することができ、美蘭国際空港を発着する国際定期便の船腹スペース資源の有効活用にもつながる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











