香港メディアの香港01は10日、卓球のWTTファイナルズ香港2025男子シングルスで世界ランキング1位の中国の王楚欽(ワン・チューチン)が日本の若手に「ほぼ敗退」まで追い詰められたと報じた。
同日に行われたトーナメント初戦で王と対戦したのは、同8位の松島輝空(18)。松島は第1、2ゲームを連取すると、第3ゲームを奪われた後の第4ゲームをデュースの末にものにし、勝利に王手をかける。
第5ゲームも序盤は松島がリード。一時9-6と勝利まで2ポイントに迫るも、そこから巻き返しを許し、最終的にはデュースの末に王が奪った。そして、息を吹き返した王が残る2ゲームを連取して、ゲームカウント4-3(6-11/9-11/11-4/12-14/12-10/11-4/11-9)で逆転勝利を収めた。
香港01の記事は試合を詳報した上で、「両者は57分にわたり激戦を繰り広げ、試合全体を通してボールスピードは非常に速かった。ピンチでも乱れない王はエースの風格を見せた。攻撃力の高い松島は、わずか18歳でこのような(素晴らしい)プレーを披露した。しかも、観客ほぼ全員が王を応援するという状況の中でも戦い抜き、その点も称賛に値する」と評した。
また、王が試合後に「彼の今日のプレーは素晴らしかった。勝ちはしたが苦しかった。試合の序盤は攻め手がなかった」と松島をたたえたことを伝えている。(翻訳・編集/北田)
— 中国動画 (@RC00547555) December 10, 2025











