台湾メディアの自由時報は10日、日本を旅行した台湾人女性が電気鍋を持参してホテル内で調理を行い、「恥をさらした」との批判が殺到していると報じた。

記事は、「多くの台湾人は日本旅行を好むが、一部の人は現地で店に迷惑をかけたり、場合によっては経済的損失をもたらしたりすることがある」とした上で、台湾のある美人インフルエンサーの投稿が物議を醸していると伝えた。

Instagram(インスタグラム)で10万人以上、Threads(スレッズ)で5万人近くのフォロワーを持つ女性は、9日にSNSアカウントに写真を投稿した。写真には、牛肉やトウモロコシなどの食材を小型の電気鍋に入れて煮込んでいる様子が写っていた。女性は「蟹座の私が小型の電気鍋を日本に持ってきていて良かった。温泉に入った後、同行者と一緒に熱々の料理を楽しめた」とつづった。

しかし、この投稿には台湾や日本のネットユーザーから批判が殺到した。「ホテルなどにキッチンがない場合は勝手に電気製品を持ち込んで調理してはいけない」との指摘があり、理由としては電気回路への負荷や安全上の問題、客室内に臭いが付くことなどが挙げられた。また、「常識がない」「国外にまで恥をさらした」といった厳しい批判の声も上がったという。

思わぬ形で炎上した女性は、その後、投稿を削除したが、スクリーンショットされた画像がSNS上で拡散しており、「これが日本人が外国人を嫌う理由」「今の日本では中国人がフォローしてくれる(罪をかぶってくれる)わけではない」「次にこの部屋に泊まるお客さんがかわいそう」「料理したければ民宿に泊まれ。鍋を持って海外に行くなんてどんだけ貧乏なんだ」「台湾では普段外食が一般的なのに、なぜ海外旅行でわざわざ自炊するのか」などの声が上がり続けているという。(翻訳・編集/北田)

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