2025年12月12日、韓国・中央日報によると、サムスン電子とSKハイニックスの競合社、米マイクロンが台湾を高帯域幅メモリー(HBM)の生産拠点とし、韓国での人材確保にも力を入れている。
記事は「台湾の半導体生態系に韓国の人材が吸い込まれていく」と評している。
昨年、同社に入社した同期に勧められて試験を受けたという受験者は「台湾には世界的な企業が多く進出していて、キャリアを築くには有利。業界を見る視野も広げられると思った」と話した。1回の面接で合否が決まるというシステムも魅力的だという。
同社は昨年も韓国の主要大学で面接試験を行い、98人を採用した。
これまで東アジアの半導体は日本、韓国、台湾を中心に成長してきた。80年代以降、「圧倒的メモリー1位」の韓国が先頭格だったが、最近は台湾が世界のファウンドリートップTSMCを中心に新たな軸に浮上。日本もラピダスの設立などで動きを本格化した。
祥明大学システム半導体工学科のイ・ジョンファン教授は「90年代、韓国は日本の技術を学ぼうと東芝や日立の元役員を顧問として迎えた。その後、韓国がトップに躍り出たが、今は台湾が先を進んでいる」「韓日台の関係逆転は『桑田碧海(桑畑が海に変わること、世の中の変化が激しいことの例え)』水準だ」と話した。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国政府は何の戦略も用意してないのか?この国の未来を考えた政策や法案は作らないのか?人材を奪われ、中国の産業スパイを罰することもできないなんて情けない」「昔は人が去っても会社は潰れなかった。











