卓球男子日本代表の張本智和が語った「来年の目標」に、中国のネットユーザーが反応を示している。

先日行われたWTTファイナルズ香港男子シングルスで初の優勝を果たした張本は、帰国後のインタビューで「4度目のファイナルの決勝だったので、過去の負けた決勝が少しよぎったところがあったが、今までの自分とは違うんだという気持ちで戦えたので、4度目の正直で優勝できて良かったです」と語った。

今年1年については「最後は良い結果で終われたけど、1年間を振り返ると悔しい思いもしたし、納得がいかなかった1年だと思っている。全日本も負け、世界卓球も負けた。僕は負けた方が記憶に残る。今年はビッグゲームで結果を残せなかったので、そこは心残りで、来年の課題」と振り返った。

最後に、来年の目標については「個人戦の目標はワールドカップ、そしてアジア競技大会での金メダル、この二つは取ったことがないタイトルなので。団体では世界卓球団体、松島(輝空)選手も強くなってきているので、日本男子としてメダル、その中でも金メダルを確実に狙えるチームだと思うので、金メダルを目指していきたい」と語った。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では17日、「張本智和の来年の目標はワールドカップとアジア競技大会の金メダル」がトレンドに。中国のネットユーザーからは「調子に乗っている」「謙虚になれよ」「大きいこと言いすぎ。中国選手はほぼ優勝確実でもそんなふうには言わない」「勝手に思わせておけばいい」「口にしたところで実現は不可能」「悪いが、われわれの目標も同じなんだ」「王楚欽(ワン・チューチン)は彼には問題なく勝てる」など、厳しい声が上がった。

一方で、「張本、頑張れ」「スポーツなんだから優勝を目指すのは当然じゃないか」「チャンスは実力がある者のところに訪れる。頑張れ!」「張本がこちら(中国)のネジを締め直してくれたことに感謝すべき。これ(張本の活躍)は警鐘であり、中国にとっても悪いことじゃない」といったコメントも寄せられている。

(翻訳・編集/北田)

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