重慶市の街中の火鍋店では、資格証明書を持つ火鍋調理師が客の好みに合わせてピリ辛度、辛さ、うま味、香りを調整したスープを作り、火鍋産業の高度化に「匠の精神」の原動力を注入している。重慶市人的資源・社会保障局によると、同市では200人近くが火鍋料理人の職業技能等級証明書を取得しており、その中には世界各国の外国人も含まれている。
重慶市火鍋産業協会が発表したデータによると、2024年末の時点で、重慶の火鍋関連企業は1万7700社、火鍋店は3万7000店あり、火鍋産業チェーンの生産高は3000億元(約6兆6000億円)に達した。
重慶秦媽火鍋の創業者の李傑(リー・ジエ)氏は「以前は見習いに手取り足取り教えなければならなかったが、今はスキル標準が制定され、コンテストの評価基準もできたので、若者が火鍋の作り方を学ぶためのマニュアルができた」と話す。火鍋は重慶の輝くグルメの代名詞だが、長年その技術の伝承は主に調理師が口頭で見習いに伝える形に頼っていて、統一・規範化された評価標準が不足していた。しかし、2023年に火鍋調理師が新職種として「職業分類大典」に組み込まれた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











