北京大学国家発展研究院の黄卓(ホアン・ジュオ)副院長は16日、中国新聞社が主催した「国是フォーラム:2025年年次総会」で、「今後20年間に、中国経済は海外進出、新たな消費、人工知能(AI)という三つの新たなチャンスを迎えるだろう」との見方を示した。
一つ目は企業の海外進出のチャンスだ。
二つ目は新たな消費のチャンスだ。黄副院長によると、中国経済に対する消費の寄与は引き続き大きく拡大する可能性がある。その背景にあるのは、人口構造の変化がもたらす消費トレンドの転換だ。サービス消費の占める割合が上昇を続ける一方で、シルバー経済が新たな成長源になった。高齢者クラスターは消費能力が高く、そのニーズには極めて大きな発展の可能性が潜む。
三つ目はAIがもたらすチャンスだ。黄副院長によると、AIの能力は演算能力、アルゴリズム、データによって決まる。中国は国産の演算能力インフラの発展に力を入れており、その過程で演算能力増強の巨大なニーズが生まれ、演算能力インフラの再構築を促し、AIの演算処理の発展に対応していく状況をもたらす。同時に、中国はAIの応用をより重視しており、AIは産業の全要素にわたるスマートトランスフォーメーションやスマート化による高度化をもたらし、さらにはあらゆる産業・業界の生産能力を向上させることになるという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











