香港の大手ドラッグストアチェーンの万寧(マニングス)が、中国本土で展開してきたすべての実店舗およびオンライン事業を終了することが明らかになりました。万寧中国が12月16日、公式サイトで発表しました。
公告によると、中国本土の実店舗は2026年1月15日を最終営業日として閉店し、その後は正式に運営を停止します。オンライン事業も段階的に終了し、公式ミニプログラムは2025年12月29日午前0時にサービスを終了するほか、天猫(Tmall)や京東(JD.com)の各公式旗艦店、天猫の保健食品専門店も12月26日に営業を終える予定です。会社側は、会員特典について、期限内の利用を呼び掛けています。
万寧は2004年に中国本土市場へ進出し、香港・マカオで320店舗以上を展開する香港最大級のヘルス&ビューティー専門チェーンとして知名度を高めてきました。中国本土でも120店舗以上を展開していましたが、口コミサイトによると、現在、上海市内には関連店舗は確認されていません。
この発表にネット上では「慣れ親しんだブランドが姿を消すのは惜しい」といった声が相次いでおり、消費環境の変化と競争の厳しさを象徴する事例と言えそうです。(提供/CRI)











