中国では2024年12月17日に240時間のビザ免除政策が施行されてから1年が経過しました。この措置の対象となるのは55の国、中国の65の通関地点で、中国の24省をカバーする大がかりな取り組みで、外国人旅行者の中国入国に便宜を図っています。
国家移民管理局の最新統計によると、外国人入国者数はこの1年間で前年比27.2%増の延べ4060万人に達し、うち240時間のトランジットビザ免除政策適用者数は前年比60.8%増でした。
外国人出入国者数とその伸び率がいずれも著しく増えたのは北京、上海、広州の空港です。北京空港の外国人入国者数は延べ340万人を超え、うちビザなしの旅客が55%を占めました。上海の外国人入国者数は延べ534万6000人に達し、ビザなしの旅客は56%を占めました。広州空港の外国人入国者数は延べ320万人を超え、ビザなしの旅客は57%を上回りました。このほかアモイ、遼寧省、長沙、張家界などの空港でも、ビザなしで入国した外国人の数は大きな伸びを見せました。
海外からの観光客は遼寧省から入国し、3日間スキーを楽しんだ後、高速鉄道で深センへ向かい、電子製品を購入後、最後は香港から出国する「北部の文化観光+南部での消費」という地域を跨ぐコースが形成されています。また北京から入国した観光客は承徳避暑山荘や張家口草原まで足を伸ばすという通関都市と周辺の観光地での消費拡大もみられています。(提供/CRI)











