中国疾病予防管理センターは12月18日、全国の急性呼吸器感染症モニタリング状況を発表しました。12月8~14日に同センターが全国の拠点病院(香港・マカオ・台湾を除く)で救急外来のインフルエンザ症例と入院中の重症急性呼吸器感染症例のサンプルを採取し、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、呼吸器合胞ウイルスなど10種類のウイルスと肺炎マイコプラズマを含む複数の呼吸器病原体の検査を実施しました。

全国の発熱外来の診療状況や拠点病院の外来患者の受診状況などを調べた結果、いずれも既知の病原体が検出され、未知の病原体やそれによる新たな感染症は確認されませんでした。

中国における呼吸器感染症の流行は依然として流行シーズンにあり、インフルエンザの流行は高いレベルを維持しています。全国の保育施設や小中学校、高齢者施設などの重点施設・場所では、健康モニタリングを確実に実施し、集団感染をタイムリーに発見し対応することで、感染による影響を軽減することが推奨されています。(提供/CRI)

編集部おすすめ