中国インターネット情報センター(CNNIC)がこのほど発表した『デジタル消費発展報告(2025)』によると、中国では2025年上半期において、商品やサービス、コンテンツについてのデジタル消費規模が9兆3700億元(約210兆円)に達し、住民の消費支出総額の46.5%を占めました。デジタル消費の利用者規模は9億5800万人を突破しました。
うち1995年ごろから2010年ごろまでに生まれたZ世代のデジタル消費の利用者は全体の27.2%の2億6100万人で、スマート商品やデジタルコンテンツ、癒しや喜びを求める感情に訴える商品を消費する主力層です。
60歳以上の「シルバー族」は全体の12.2%の1億1700万人で、価格比較に熱心な一方で、ライブコマースを見ての衝動買いも特徴です。
農村部でのユーザーは全体の26.0%の2億4900万人で、オンライン消費補助金の利用率は都市部とほぼ同等です。
報告書は、「中国ではデジタル消費のチャネルの融合が急速に進み、消費シーンの境界が拡大し続けている」と指摘しました。2025年6月時点で、中国のショートドラマの視聴者は6億2600万人、オンラインゲームのユーザーは5億8400万人に達し、関連するデジタル娯楽コンテンツの供給が拡充され続けています。
また2025年上半期には、オンライン注文による食品配達の消費額が1兆元(約22兆円)を超え、オンラインによる医療、教育、家事代行サービスなどのデジタル民生サービス消費額は5000億元(約11兆円)を超えました。(提供/CRI)











