中国海洋石油集団(CNOOC)が運営する中国最大の海底油田である渤海油田の2025年の生産量が石油換算トンで累計4000万トンを突破し、過去最高を記録したことが、12月21日に分かりました。

渤海油田は、中国の海底油田の中でも生産量が最も高く、規模が最大の中国にとっての主力油田です。

同油田は2025年に入ってから生産能力の全面強化に取り組み、「インテリジェント」な掘削と油井の構築や施設建設の標準化などの改善を継続してきました。多くの新規プロジェクトが迅速に完成して稼働を始め、従来からの油田による年間原油生産量は3200万トンを超えました。同時に、技術革新の難題解決を加速させ、デジタル・インテリジェント化への転換を体系的に推進しています。また、複雑な石油ガス開発にも注力しました。例えば海洋部における重質原油の熱回収(加熱により流動性を高めて取り出すこと)の大規模な技術体系の支えにより、重質原油の年産量は200万トンを超えました。

渤海油田は1965年に建設が始まった、中国海洋石油産業の発祥の地です。現在では稼働中の石油ガス田が60カ所以上、生産施設は200カ所以上あります。過去5年間にわたり石油とガスの生産量は年平均5%の伸びを見せ、原油の増産量は全国全体の約40%を占め、中国国内の石油とガスの増産と新たな埋蔵の確認を支える中核の力です。

中国海洋石油集団渤海油田の累計原油生産量は6億トンを超えており、現在では探査と開発、施設の建設、生産運営が一体化した、中国最大の海洋石油ガス生産基地の地位が確立されました。(提供/CRI)

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