中国人民大学が売り出したオリジナルダウンウェアがこのところ、ネット上で爆発的な人気を集めており、発売後わずか数日で、多くのサイズが完売状態になりました。

大学が出品したダウンウェアがバズるのは初めてのことではありません。

今年初めごろ、スマートフォンメーカーの小米(シャオミ)の創業者である雷軍氏が着用していたものと同じデザインの武漢大学オリジナルダウンウェアが一時品切れになり、多くのネットユーザーが在庫補充を強く求めました。そもそもは、俳優の胡先煦さんがバラエティー番組の「花児と少年」に中央戯劇学院のオリジナルダウンウェア姿で出演したことで、大学のオリジナルダウンウェアがブームになりました。北京電影学院、中国メディア大学、ハルビン工業大学など多くの大学のダウンウェアがネットで飛ぶように売れています。

「思い入れ」が、大学オリジナルのダウンウェアが売れている原因の一つであることは、間違いありません。あるネットユーザーは、「私ども夫婦はともに人民大学の卒業生で、今では子供が人民大学系列の学校に通っています。(スマートフォンの)ミニプログラムでは買えなかったので、わざわざ大学に駆け付けたのですが、ミニプログラムでしか予約できないことが分かりました。今では予約もできません。知らなかったのなら仕方ないでしょうけど、知ってしまった以上、いても立ってもいられないほど買いたくなってしまって……」。

しかし、人々の気持ちだけでは今のような「爆売れ」にはなりません。人民大学のダウンウェアが超人気商品になった原因には、抜群のコストパフォーマンスと品質があります。あるネットユーザーは、「ダウン充填量が600グラムで、ロング丈の品でもたった899元(約2万円)。お得ですよ」と断言しました。

大学のオリジナルダウンウェアは保温性が高い上に文化の付加価値も備えており、「防寒着を買えば暖かい気持ちもついてくる」といった商品なのです。(提供/CRI)

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