中国のSNS・小紅書(RED)に、日本で財布を拾って交番に届けたとの投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者の女性は「在宅勤務で休憩中に買い物に出かけて帰宅する途中に財布を拾った。

拾った場所でしばらく待ったけど誰も取りに来なかったので、仕方なく交番に届けた。でも、手続きに30分くらいかかって休憩時間を過ぎてしまい、会社のスマホを持っておらず、昼食も食べていなかった(泣)」とし、「良いことをしたら良い報いがあるでしょ?今年は宝くじ、当たるといいなあ」とつづった。財布の中には15万円ほど入っていたそうで、女性は交番とみられる場所で財布の中身を一緒に確認する様子を写した写真もアップしている。

中国のネットユーザーからは「中身をもらって財布だけ元の場所に」とのコメントがあったが、これに対しては「確かに、多くの人がそうするな」と賛同の声がある一方、「それでこそ真の中国人」と揶揄(やゆ)したり、「もう少し善意を持った方がいい。財布の中身が減っていたら落とし主が通報して、あなたは捕まるよ」と警告したりする返信も寄せられた。

また、「良い人!あなたに良いことがありますように」との声が多く上がったほか、「10%の報酬を請求できるよ」との意見も。一方で、「私は日本で財布を落として、拾い主に10%のお礼を渡したいと言ったけど相手はとても良い人で辞退した。だから私は感謝の手紙と小さなプレゼントを贈った」「私は去年、高島屋でiPhoneを拾って落とし主に渡してあげた。相手は何度もお礼を言ってくれたよ」といったコメントも見られた。

このほか、「今では財布が落ちてても拾わなくなった。拾って届けると手続きが面倒だから」「私も10年以上前、20万円入っている財布を拾って交番に届けたけど、いろいろ記入させられて面倒だったから、それから財布が落ちていても拾わなくなった(笑)」「前に財布を拾ったら、各種カードや親と子の保険証、現金が入っていた。落とし主は日本人の女性で、住んでいる場所が近かった。

付近に交番もあったけど面倒だからと直接家まで届けに行ったら、ものすごく冷たい感じですぐにドアを閉められた」などの実体験も書き込まれている。(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ