中国交通運輸部の李揚副部長は12月23日、国務院新聞弁公室で開催された記者会見で、「第14次五カ年計画(2021-2025年)」開始以降の運輸サービス分野の進展状況について説明しました。
それによると、過去5年間で中国は交通インフラ整備と安全保証の両面で大幅な能力向上を遂げました。
具体的な成果としては、交通施設網がさらに充実し、「6軸7廊8通道」から構成される国家総合立体交通網の主要な枠組みの完成率が90%を超えました。京津冀(
北京・天津・河北)、長江デルタ(上海を中心とする地域)、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)、成渝(成都・重慶)などの重点都市圏では、主要都市間の2時間での移動が可能となりました。旅客・貨物の輸送量と輸送距離ベースの輸送量、港湾の貨物取扱量、宅配便の業務量などの指標は世界トップクラスを維持しています。さらに、中国・ロシア間の黒河道路橋、中国・ラオス間鉄道、ペルー・チャンカイ港などの重要プロジェクトが相次いで完成し、運営を開始しており、対外開放と外国との協力でも着実な成果を成し遂げています。
なお、「6軸7廊8通道」は、中国国家総合立体交通網の主要骨格の中核をなすものであり、6本の国内主要交通軸、7本の広域交通回廊、8本の国際交通ルートで構成されています。これは全国の主要経済圏を連結し、国土の空間的な開発を支えるとともに、経済・総人口の約90%をカバーすることを目的としています。(提供/CRI)