デジタル経済の時代に突入した今、コンピューティングパワー(算力)は新たな質の生産力となっています。第14次五カ年計画(2021~2025年)期間中、中国政府は一体化したコンピューティングパワーネットワーク国家中枢ノードの建設を開始し、「東数西算」(東部地域で発生する膨大なデータを、西部地域のデータセンターで処理・保存する国家プロジェクト)プロジェクトを本格的に推進し、経済と社会の質の高い発展に強い原動力を注ぎ込んでいます。
中国の一体化したコンピューティングパワーネットワークはこれまでに既に全国の6割以上の都市をつないでおり、5ミリ秒以内に一つのコンピューティングパワークラスターに接続できます。西部地区に設置された数多くの大型のデータセンターは、安定して効率的なコンピューティングパワーサービスで、東部地区で発生する大量の演算需要や大規模モデルのトレーニングなどを力強く支えています。例えば、南西部の貴州省では既に50カ所以上のデータセンターが完成または建設中で、通信、インターネット、テクノロジーなど多くの分野をカバーしており、全省のデジタル産業の売上高は2500億元(約5兆5495億円)を超えています。
同時に、「東数西算」プロジェクトは1兆元(約22兆円)を上回る社会的投資を呼び込み、30以上のコンピューティングパワーニュータウンが出現しています。中国のコンピューティングパワー全体の年平均成長率は約30%に達しており、そのうち新たに追加されたコンピューティングパワーの7割以上が西部から生まれています。中国のコンピューティングパワーの全体規模とインテリジェント・コンピューティングパワーの規模はいずれも世界第2位となっています。(提供/CRI)











