中国のSNS・小紅書(RED)に21日、日本を訪れた中国人男性による手記が掲載された。以下はその内容。
今回が人生で初めての日本旅行だった。行く前には、さまざまなニュースや周囲の人からの注意喚起も含め、確かにある程度の心構えはしていた。しかし、実際に日本に到着し、地下鉄に乗ったその瞬間から、本当の意味でこの国と接し始めたんだと感じた。
これまでにも、日本という国については、清潔な街並みや行き届いたサービスなど、さまざまな話を聞いてきたが、実際に足を運んでみて初めて、それらがまさにその通りだということを実感した。8日間滞在する中で、細部から全体の秩序に至るまで、疑問に思っていた気持ちはやがて「ぼう然とするほどの驚き」へと変わっていった。
振り返ってみると、この旅は単にリラックスするためではなく、秩序があり、基本的な素養を備え、公共の衛生をみんなで守る国がどのように成り立っているのかを見る旅でもあったのだと思う。私が良いと感じたのは、自然の風景や秩序、そして人々が言ういわゆる「表面的な礼儀正しさ」だった。
個人的な立場として、最近起きている出来事(日中関係の緊張)についてマクロの視点から評価することはできないし、旅そのものに特別な意味を見いだす必要もない。ただ、新しいものを見て、新しい感覚を得ただけのことだ。何事も無理に意味付けをする必要はなく、ただ隣国の人々がどのように人と接し、どのように基本的な秩序を保っているのかを知りたいと思っただけである。
人は成長し、進化し続ける必要がある。どのような点が学ぶに値し、どのようなことが深く考えるに値するのかを認識することが肝要だ。











