台湾メディアのETtodayは25日、2026年の春節(旧正月)期間中の台湾人の人気旅行先トップ10のうち半分を日本が占めたと報じた。

記事によると、同年の春節は9連休(2月15~23日)になることで台湾人の海外旅行への意欲が高まっている。

中でも日本は最有力候補になっており、台湾最大のオンライン旅行サイト・易遊網(ezTravel)によると、同期間の人気の旅行先トップ10は東京、バンコク、大阪、ソウル、沖縄、香港、上海、釜山、福岡、名古屋となった。記事は「日本の都市が半分を占めており、日本人気の根強さがうかがえる」と評した。

易遊網によると、同期間は多くの便ですでに満席に近い状態となっており、春節中の日本旅行を検討しているのであれば、出発日を2月12日以前に前倒しするか、2月19日以降の連休後半にずらすことを勧めている。平日を含む日程にはなるものの、便の選択肢が広がり、価格はやや抑えられる。連休のピーク時と比べると、航空券は7000~8000台湾ドル(約3万5000~4万円)安くなるそうで「価格重視の旅行者にとって魅力的」とした。

また、韓国の人気も堅調で、春節期間中のソウル行きの航空券は2月上旬から中旬(春節前)と比べて約5割ほど高くなっており、釜山行きに至ってはほぼ2倍になっているという。

団体旅行については、25年比で約3割増となっている。短距離のアジア路線が引き続き人気で、こちらも日本が最も人気の目的地となっている。一方、東南アジアではベトナムツアーが好調で、北部ベトナムやダナンが自然の景色と高いコストパフォーマンスを背景に新たな人気旅行先として浮上しているという。(翻訳・編集/北田)

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