中国のSNS・小紅書(RED)で複数のユーザーが「私たちは日本が嫌いなわけじゃない。嫌いなのは戦争なんだ」と題する投稿を行い、話題になっている。

これらの投稿には、いずれも日本のアニメの動画や写真が添付されている。中国のネットユーザーからは「この言葉、本当に良い」「国籍なんて関係ない。世界平和のために」「うん、日本人が嫌いなわけじゃない。日本語にも興味あるし」と賛同する声や「そう。私たちはアニメが好きなだけ」「日本アニメのキャラクターたちはみんな良い子だよ」「私たちは二次元が好きなだけで、戦争が好きなわけじゃない」「その通り。すべての二次元ファンが毎日幸せでありますように」「ウルトラマンシリーズが平和をテーマにしてるって、知らない人いないでしょ」とのコメントが寄せられた。

また、「日本の二次元は一生もの」「日本は本当に二次元文化を極めてる」「正直、日本アニメは多くの中国アニメより出来が良い」「日本アニメって本当に細かいところまで作り込まれてる。『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶもすごくきれいだし、『名探偵コナン』も最高だし、『魔法少女まどか☆マギカ』も大好き」といった声も出ている。

一方で、「もう無理…日本アニメを見てただけで、弟に『日本人かよ』って言われた」「『鬼滅の刃』を見てるって言っただけで、クラスメイトに『愛国心がない』って罵られた」「初音ミクが大好き。でも曲を聴いてるだけで『非愛国者』って言われて、もう疲れた」「私は1987年生まれ。いわゆる古参オタク。子どもの頃は『幽☆遊☆白書』『ドラゴンボール』『HUNTER×HUNTER』、少し大きくなってCLAMP作品、その後は『NARUTO -ナルト-』『BLEACH』『ココードギアス 反逆のルルーシュ』。

人生まるごとアニメと一緒だった。母には『日本に洗脳された』ってよく言われたけど」など、苦悩を吐露するコメントも寄せられた。

このほか、「もし当時戦争がなければ、今の中国人はもっと普通に日本を好きになっていたと思う」「もし日本との戦争がなければ、今頃中国で上映される日本アニメも、もっと多かったと思う」「もし戦争がなければ、日本を嫌う人も、日本アニメ好きがたたかれることも、こんなに多くなかったはず」との意見も寄せられた。(翻訳・編集/岩田)

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