香港メディア・香港01は大阪のホテルが「日本旅行でのマナー」を啓蒙するTikTok動画を公開したと紹介し、その内容について報じた。
記事は、TikTok上でホテルの情報や利用マナーなどに関する動画を定期的に公開している大阪市のホテル「ホテルリリーフなんば大国町」がこのほど、「スタッフが困る客の行動5選」という動画を公開して注意を呼び掛けたとして、その内容を紹介した。
1点目は「テレビを消さないままチェックアウトする」。多くの客が忘れがちだが、長時間テレビをつけたままにすることは電気の無駄であるだけでなく、部屋の中に誰かいる可能性を想定することからスタッフの点検や清掃時の負担を増やし、次の客への準備にも支障をきたすと指摘。退室前のセルフチェックを求めた。
2点目は「パジャマ・スリッパでのロビー利用」。各ホテルによって規定はまちまちだが、同ホテルでは備え付けのナイトウェアやスリッパでロビーなどの共用スペースに現れるのは日本のホテル文化では不作法であると認識しており、公共の場にふさわしい服装を心がけるようアドバイスしている。
3点目は「客室内での染髪」。浴室の壁や浴槽に染料が付着すると除去が極めて困難になり、原状回復に多大なコストと時間がかかる上、他の利用客にも迷惑がかかることから、五つの点の中でも特に「絶対にやめてほしい」と強調している。
4点目は「ルームキーの持ち帰り」。記念に持ち帰ったり、返却を忘れたりするケースがあるが、カードキーや鍵はホテルの所有物であり、紛失はセキュリティー上の問題や後続の予約管理に多大な影響を及ぼすとした。
5点目は「チェックアウト時間の超過」。清掃スケジュールの遅延につながるだけでなく、次に部屋を利用する客を待たせる原因となるため、やむを得ない事情がある場合は必ず事前にフロントへ連絡するよう理解を求めている。(編集・翻訳/川尻)











