2025年12月29日、韓国・聯合ニュースTVによると、韓国ネット通販最大手クーパンが顧客の個人情報が流出した問題を受け1兆6850億ウォン(約1830億円)規模の補償案を発表した。

有料会員、一般会員、すでに退会した顧客など11月末に個人情報流出の通知を受け取った3700万人に来年1月15日から順次、クーパンや系列サイトで使えるクーポン1人当たり5万ウォン分を提供していく。

クーポンの内訳はクーパンで扱う全商品の購入に使えるものが5000ウォン、出前アプリ「クーパンイーツ」が5000ウォン、旅行サービス「クーパントラベル」が2万ウォン、ブランド品・高額商品を扱うショッピングモール「R.LUX」が2万ウォンだという。

韓国クーパンの臨時代表ハロルド・ロジャース氏は「責任をもって顧客のための措置を取るため補償案を用意した」と説明。「今回の問題を機に顧客中心主義を実践し、最後まで責任を果たし、顧客に信頼される企業に生まれ変わる」「顧客の皆様に改めて深くおわびいたします」と謝罪した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「現金じゃなくてクーポンで補償?クーパントラベルなんて旅行に行かない人は使わないし、R.LUXなんて初めて聞いた。実質1万ウォン程度でごまかそうってことだ」「まだ目が覚めないのか」「クーパン以外のサイトの購入券なんてもらっても使わない」「5万ウォンを細かく分けて提供するというケチくさいやり方を考えたのは誰だよ」「クーポンを配布したら商品を一斉に値上げするんじゃないの(笑)」「退会した人にクーポンをやるからもう一度会員になれって言ってる?」「韓国国民をナメてるのか」など、補償内容への批判の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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