中国国家鉄路集団によると、12月26日、西安-延安高速鉄道、杭州-衢州高速鉄道、滬渝蓉(上海-重慶-成都)沿江高速鉄道の武漢-宜昌区間が相次いで開通し、中国高速鉄道の営業距離は5万キロを突破しました。中国高速鉄道は、他国の高速鉄道の営業距離の合計を上回る規模となっています。
今回開通した西安―延安高速鉄道では、「復興号」スマート列車が運行を開始し、革命の聖地として知られる延安が「高速鉄道時代」に入りました。これにより、中国が構築を進めてきた「八縦八横」と呼ばれる高速鉄道網は、さらに完成度を高めています。
現在、中国の高速鉄道網は半径500キロ圏内で1~2時間、1000キロ圏内で4時間、2000キロ圏内では「朝に出発し夕方に到着する」移動を可能にしています。単日で最大延べ1600万人の旅客輸送が可能で、巨大都市一つ分の人口が高速鉄道網を通じて移動できる計算です。
第14次五カ年計画期間(2021~25年)に入ってからは、約1万2000キロの高速鉄道が新たに開業し、営業距離は2020年末比で約32%増加しました。これにより128の県級地域が新たに高速鉄道網に組み込まれ、世界最大かつ最も近代化された高速鉄道網が形成されています。
高速鉄道は現在、人口50万人以上の都市の97%をカバーし、中国の鉄道全体の旅客輸送量の約80%を担う中長距離輸送の主力となっています。また、1日2000万枚以上の販売能力を持つオンライン予約システム「12306」も整備され、高度なデジタル化が進んでいます。(提供/CRI)











