中国メディアの澎湃新聞によると、中国の学生チームが28日、上海汽車会展中心で「紙飛行機による最長距離飛行」のギネス世界記録に挑戦した。

チームのメンバーの劉力文(リウ・リーウェン)さんが9回目に飛ばした紙飛行機は98.43メートル飛行し、現在のギネス世界記録である米国人が持つ88.31メートルを上回った。

多角度高解像映像や権威ある測定データ、第三者の証人文書など今回の挑戦の証拠資料を、規定の手順に従って最終審査のためにギネス世界記録の担当者に提出した。

チームの中心メンバーである劉さん、唐帥(タン・シュアイ)さん、楊仕安(ヤン・シーアン)さん、黄一舟(ホアン・イージョウ)さん、喬宇晨(チャオ・ユーチェン)は高校生または大学生で、紙飛行機好きという共通点からオンラインコミュニティーを通じて知り合い、半年かけて準備を進めてきた。

中国の学生チームが「紙飛行機による最長距離飛行」のギネス世界記録に挑戦し98.43m飛ばす

唐さんが紙飛行機の設計、野球の投球術を特訓した劉さんが投てき、楊さんが企画、黄さんと喬さんが技術デバッグと環境分析をそれぞれ担当した。

中国の学生チームが「紙飛行機による最長距離飛行」のギネス世界記録に挑戦し98.43m飛ばす

チームは数百種類の紙を比較検討し、折り曲げと成形のための特別な「添え板」を制作。挑戦前には湿度などの環境要因についても綿密に調査した。公式A4紙の使用、補助をつけない、限られた助走区間というギネス世界記録のルールを守り、98.43メートルの飛行に成功した。(翻訳・編集/柳川)

中国の学生チームが「紙飛行機による最長距離飛行」のギネス世界記録に挑戦し98.43m飛ばす

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