2025年12月30日、韓国・KBSニュースなどは、李在明(イ・ジェミョン)大統領がインターネット上のコメントで世論操作を行うことは民主主義を脅かす行為だと指摘し、格別に注意するよう指示したと伝えた。

李大統領は30日の閣議で、自身は国民の声に耳を傾けるためネット上のコメントにも目を通すなどしているが、これを悪用する集団がいると述べた。

「いいね」を押して表示される順番を操作したり、虚偽の内容を書くケースもあるとし、「国民の目をごまかす行為だ」と指摘。行政安全部を介して警察庁に指示していた捜査状況を確認した。同部の尹昊重(ユン・ホジュン)長官が警察庁に専門組織を設置したことを報告すると、李大統領は成果を報告するように指示したという。

また、元Naver代表理事の韓聖淑(ハン・ソンスク)中小企業ベンチャー部長官に対し、組織的な書き込みの対策などが技術的に可能かなどと質問したという。

李大統領は、こうしたコメントの悪用は「名誉毀損の問題ではなく業務妨害、情報操作であり、民主主義を脅かす」と強く述べ、警察、検察、行政安全部、法務部にしっかり対応するよう指示した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「全国民を検閲するってこと?」「共産化が着々と進んでいるね(笑)」「自分こそコメント操作、世論操作で青瓦台に入り込んだんじゃないか」「自己紹介してるの?」「頼むから、あなたの方こそ『自由』民主主義を脅かさないでくれ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/麻江)

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