中国南東部沿海の広東・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区)では、深中通路にある西人工島が2カ月のテスト運営を経て12月29日から一般市民や観光客向けに正式公開されました。深中通路は広東省の深セン市と中山市を結ぶ海陸を貫く粤港澳大湾区でのスーパープロジェクトであり、その一部である西人工島の正式開業に伴い、豊富多彩な体験内容に市民や観光客が魅了されています。

深中通路の西人工島は粤港澳大湾区の新たなランドマークとして、10月25日にテスト運営が始まり、これまで延べ1万人余りの観光客と20以上の研修団体が訪れました。正式運営が始まってから、1日当たりの予約定員は900人に引き上げられ、直行バスは1日6便に増便されました。市民や観光客は「ウィーチャット(微信、WeChat)」のミニプログラム「深愛票」で事前予約して、深セン人民大廈、前海湾シャトルバス連絡ステーション、中山博覧中心駅でシャトルバスに乗って島へ赴き、見学することができます。

深中通路の西人工島は、深中通路での海上大橋と海中トンネルを結ぶハブであり、面積はサッカー場19面分に相当する約13万7000平方メートルで、空中から見れば、羽ばたく大鳥のような形をしています。正式開放後には大規模なVR体験エリアが設置され、海塩を使った特別飲料の試飲など、文化と観光に関連する新たな商業モデルが追加され、将来は海上航行や低空域での遊覧飛行なども実施される予定で、より豊富で多彩な充実した文化観光内容を通じて観光客を呼び込みます。(提供/CRI)

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