中国で建設中の標高最高の水力発電所——標高2894メートルの葉巴灘水力発電所の第1期ユニットが12月27日に正式に発電を開始しました。
中国南西部の金沙江上流の四川省とチベット自治区の境界にある葉巴灘水力発電所は、名実ともに「雲の上の発電所」で、建設期間は約10年に及びました。
現在では最初の2基の発電ユニットが稼働しており、クリーン電力を絶えず供給しています。1分当たりに流れ落ちる水量はおよそ8つの標準プールを満たすことができる約2万立方メートルで、発電能力は3人家族の4万世帯以上の電力需要を満たすことができます。残りの3基のユニットも急ピッチで設置と調整が進められ、来年下半期にはすべて稼働する予定です。
発電所の年平均発電量は102億キロワット時を超える予定で、年間約310万トンの標準炭を節約し、二酸化炭素排出量を約830万トン削減する効果があります。クリーン電力は、大容量の水力と太陽光エネルギーの相互補完による直流送電を通じて華中地域に送電され、中国のエネルギー構造をさらに改善し、グリーンで低炭素なエネルギー転換を促進すると見込まれます。(提供/CRI)











