2025年12月30日、環球時報は今年の経済規模でインドが日本を抜いて世界第4の経済大国になったとするインドメディアの報道を紹介した。

記事はインド紙エコノミック・タイムズの30日付報道を引用し、インド政府が29日夜に発表した経済評価報告の中で「インドの国内総生産(GDP)が4兆1800億ドルに達し、日本を抜いて世界第4の経済大国になった。

また、2~3年以内にドイツを抜いて世界第3の経済大国になる見込みだ。30年にはGDPが7兆3000億ドルに達するだろう」と述べたことを伝えた。

その一方で、インドメディアは「公式の確認については、26年になって発表される最終的なGDPデータによって確定する」とも伝えたことを紹介しており、現段階ではあくまで「見解」であることを示唆している。

記事は、国際通貨基金(IMF)がインドのGDPについて、26年に4兆5100億ドルに達して日本(4兆4600億ドル)を抜くと予測していることも併せて紹介した。

これについて、中国のネットユーザーからは「インドは本当は自分が1位だと言いたいのだろうけど、謙遜してるんだな」「インドの統計だからなあ」「最初はインドすごいなと思ったけど、インドの統計方法を知ったらもう『よかったね』ぐらいにしか思わなくなった」「それじゃあさぞやインド人のモラルは高くて、都市も大いに発展してるんだろうね」など、インドをやゆするコメントが目立った。

一方で「誰も他人を見下すようなことはすべきではない。中国だってかつて誰が世界第2の経済大国になると思っただろうか」「インドを侮ってはいけない。人口ボーナスが効き始めているのだ」「インドの科学技術レベルや人材市場はいいと思うけど」など、インドの実力を評価したり、国際関係はさておき急発展を遂げる他国を見下すことに警鐘を鳴らしたりする声が寄せられた。(編集・翻訳/川尻)

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