鳳凰網は米ソーシャルメディア大手のMetaが中国発の人工知能(AI)スタートアップ企業Manusを買収した背景に関する米メディアの報道を紹介した。

記事は米メディアのビジネス・インサイダーがMetaによる20億ドル(約3100億円)を超えるManus買収劇が実現した背景について、三つの要因を挙げたとしてその内容を紹介した。

まず、即戦力となる収益源の獲得を挙げ、Manusがサービス開始からわずか8カ月で年間経常収益(ARR)1億ドル(約155億円)を突破しており、Metaにとってはすでに検証済みのインフラと課金ユーザー層を直接取り込めるメリットがあると伝えた。また、広告モデルを主軸としてきたMetaに対し、Manusは月額200ドルのプロ向けプランを提供しており、これもMetaの新たな収益源になると指摘した。

次に、Manusが持つ「AIエージェント」の技術力に言及。AIの基礎モデルが大衆化する中で、モデル上のアプリケーション層で付加価値を生むManusの技術は戦略的に重要であるほか、自律的な意思決定とタスク実行を得意とする技術もMetaにとってこれまで苦戦してきた領域を補完するものだと解説した。

そして、Metaが持つ圧倒的な「配信能力」との間で大きな相乗効果が生まれる可能性を指摘。フェイスブックやインスタグラムなど世界で数十億人が利用するプラットフォームにManusの汎用エージェントを統合することで、既存のSNSの枠を超えた実用的なプラットフォームへと進化するチャンスを獲得し、ユーザーを継続的に引き付ける新たな武器になると伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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