中国メディアの環球時報は、「海外からの観光客が新年の休暇を過ごすため中国に集まる」とする米トラベル・アンド・ツアー・ワールドの記事を紹介した。

記事はまず、「中国の観光産業が急成長を遂げるにつれ、外国人観光客数も大幅に増加している」とし、2026年1月1~3日の連休期間中のインバウンド航空券販売枚数が25年12月25日時点で32万枚を超えていることを紹介した。

そして「この傾向を見ると、旅行客の増加は、中国の人気観光地だけでなく、各地域が引き付けていることが分かり、中国の対外開放戦略が旅行客の増加を促していると言える」とした。

記事によると、中国は240時間ビザ(査証)不要のトランジットプログラムをより多くの港に拡大し、40余りの国に対するビザ免除措置を26年12月31日まで延長した。これらの変更が外国人観光客の増加に大きく貢献し、観光客は中国へのアクセスが容易になり、より長期滞在が可能になり、旅行の柔軟性も向上した。

記事によると、中国旅行市場における重要なトレンドの一つが、より深く掘り下げた旅への関心の高まりだ。旅行者は中国の象徴的な名所に短期滞在するだけでなく、より長期にわたるより没入感のある体験を選ぶようになっている。特に、スペインやイタリアなどからのインバウンド航空券の予約が顕著に増加している。スペインからの航空券の予約は前年比で8倍という驚異的な伸びを見せ、イタリアからの予約は4倍になった。この傾向は、欧州からの観光客が中国をより深く探求したいという旅行の嗜好の変化を浮き彫りにしている。

記事はまた「デジタルサービスの利便性が外国人観光客にとって重要な要素となりつつある」と指摘。中国旅行でスマホ決済サービスのアリペイを利用したことに満足感を覚えたというあるドイツ人旅行者の「これは中国で支払いや買い物をする上で最も簡単な方法だ。高齢の旅行者でも簡単に利用できる」という声を紹介し、この決済の簡便さにより、外国人観光客は外貨両替を気にすることなく、中国の都市を移動し、買い物をし、サービスを利用することがはるかに容易になったと伝えた。

記事は、今後の展望として、「インフラ、ビザ要件、オンラインサービスの継続的な改善により、好調な傾向は今後も継続すると予想され、中国は旅行目的地として急速に成長し続けるだろう。

よりディープな旅行への需要の高まりと旅行関連サービスの向上により、中国は26年に人気旅行先の一つとなるだろう」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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