台湾メディアの自由時報は6日、台湾の女子プロゴルファーの呉佳晏(ウー・ジアイエン)(21)のインタビュー記事を掲載した。

呉は5歳からゴルフを始め、ジュニア時代から頭角を現した。

2017年の全米女子アマチュア選手権では史上最年少(13歳)でベスト4に入り、翌18年には台湾のツアーで史上最年少優勝を果たした。プロに転向した20年と、翌21年は台湾のツアーでいずれも3勝を挙げた。その安定したプレーぶりから「最強の新人」と呼ばれ、高く評価された。23年に日本での活動をスタートし、25年11月の大王製紙エリエール・レディースで日本ツアー初優勝を果たした。

20歳を迎える前に海外に挑戦した呉は、当初は日本という慣れない環境に強い不安を感じていた。「試合の流れにも慣れていなくて、相手もみんな強くて、なかなか試合に集中できませんでした」という。日本ツアーでの初優勝については「まるで夢のようでした」と回想し、観客の多さにプレッシャーを感じたものの、その状況を楽しむこともできたと語った。この優勝は「予想よりも早かったです」としつつ、「実際にはまだたくさんの課題があります。内容的には満足できるものではありませんでした」と自己分析した。

呉はキャディーを務める大矢真一氏への感謝を特に強調し、「今シーズンはトップ10入りした試合が何度もありましたが、(優勝に)あと一歩届かないことが続いて、だんだん自信を失ってネガティブな考えが増えていました。それでも彼は常に励ましてくれて、コース上のすべてを前向きに捉えることを、少しずつ私に学ばせてくれました」と振り返った。

また、周囲の仲間たちから日本語の勉強や文化への適応など、多くの面で助けを受けたことにも感謝している。

中でも一緒にテストを受けた藤井美羽には本当にいろいろなことを教えてもらったといい、「日本語で話す時も、話すスピードを落としたり、簡単な言葉を選んでくれたりして、とても助けられました。本当に感謝しています。今でも連絡を取り合っていて、一緒に出かけたり、ゴルフをしたりしています」と明かした。

その活躍によって日本のファンも増えている。あるファンは閉所恐怖症のため飛行機に乗るのが苦手で、普段は車で会場に訪れていた。「でも、私が優勝した試合は愛媛県で開催され、どうしても飛行機に乗らないと来られませんでした。最終日にその方の姿を見た時は、本当に感動しました。期待を裏切りたくないという思いが、より良いプレーをしようという励みになりました」と語った。

日本でプレーするようになってからは、「日本人選手の高い自己管理意識に影響を受けた」という。多くの日本人選手と接してきた中で、最も印象に残っているのが小祝さくらだといい、成績はもちろん、何よりもコース上での余裕ある姿勢に感銘を受けたそうだ。「彼女のゴルフは見ていてとてもシンプル。ボールスピードもテンポも速く、迷いがありません。

良くても悪くても、試合後には練習をしていて、その自律心は本当に見習いたいです」と語った。

今年9月に名古屋で開催されるアジア競技大会について「もし日程が合えば、ぜひ参加したいです。良い成績を残して、より多くの台湾の人にゴルフという競技を知ってもらえたら、それも素晴らしいことだと思います」と出場への意欲を見せた。(翻訳・編集/北田)

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