北京市は5日、「2026年北京AIイノベーション先進地建設推進会」を開催した。会議では初のAI(人工知能)イノベーション街区が発表され、海淀区の「原点コミュニティー」、北京経済技術開発区の「模数世界」、朝陽区の「光智空間」、石景山区の「文化智境」の4カ所の建設を支援し、海淀を中核とする「1コア・多ポイント」の配置を構築する方針だ。
北京市発展・改革委員会の関係者は、「北京はAI分野の人材、企業、コア産業規模などにおいていずれも全国をリードしており、全国の半分近くを担っている。すでに、抖音(中国版TikTok)豆包、智譜GLM、月之暗面Kimi、百度文心などの基盤モデルに加え、生数、面壁、可霊、深勢といった特定分野向けモデルが育成され、プラットフォーマーの高度化と新興企業が競い合う良好な状況になっている」と述べる。
今回発表された初のAIイノベーション街区は、「1地区1特色」の差別化された発展を進める。
海淀区の「原点コミュニティー」は、「世界のAI人材イノベーション・起業の第1拠点」を目標に、技術の創出、人材集積、エコシステム強化を重視し、AIオリジナル技術の世界初発信地、若手AI人材が共創・共鳴する拠点、AIの全要素を精密に結び付けるエコサービス拠点として整備される。五道口を中核に、大学・研究機関やイノベーション主体が集積する強みを生かし、東昇大厦、清華科技パーク、智源大厦などを統合することにより、面積は約3平方キロメートルで、「二つの中核拠点+二つの支援拠点」という構造を形成し、学北パーク、東昇3期、京張遺跡公園のAI産業イノベーションベルトへと波及させる。
朝陽区の「光智空間」は、量子計算や光子コンピューティングといった次世代の演算能力形態に向け、従来型計算のボトルネックを突破し、革新的成果の工学的応用を加速させる。技術イノベーションと応用シーンの二輪駆動で、整ったAI科学技術イノベーションサービス体制を整備し、AIによるシーン応用の高度化と新業態・新モデルの育成を推進する。所在地は中関村朝陽パークで、コアエリアの敷地面積は約2.67平方キロメートルだ。
石景山区の「文化智境」は、八つの文化融合イノベーション分野に注力し、先駆けて試行する「スーパーシーン」実験場を構築する。「AI+文化」の特色イノベーションクラスターを育成し、AI+文化融合イノベーションアクセラレーター、AI+文化の総合実験場、AI産業集積ネットワークの中核拠点、未来都市スマートライフのモデル地区を整備する。
北京経済技術開発区の「模数世界」は、先端アルゴリズム、エンボディドAI、スマートハードウエアなどの重点分野に焦点を当て、全ライフサイクル型のイノベーション育成チェーンを整備する。産業集積加速、パイロット工場、製品応用体験の3大機能ブロックを構築し、演算能力、データ、モデルなどの要素を統合的に配置することで、独自制御可能で、開放的・協調的かつ活力あるスマート製造の新たな構造を構築。通明湖環湖科学技術ベルトに位置し、総面積は約2平方キロメートル。ロボット産業パークやロボットデータ収集センターと連動し、研究開発、テスト、製造、展示、サービスを一体化したクローズドループ型空間を形成する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











