香港メディアの香港01は6日、中国の官制メディアが張本智和や三笘薫らを名指しして、日本の文化・スポーツ界の軍国主義要素を批判したことを報じた。
記事によると、中国共産党中央党校の機関紙「学習時報」は2日、国防大学政治学院の許恒兵(シュー・ヘンビン)副主任による「日本軍国主義の文化・スポーツ界への浸透に警戒せよ」と題した論評記事を掲載。
許氏は日本の文化・スポーツ界で軍国主義的要素を含む行為が相次いで現れていると指摘。例として、サッカー日本代表でイングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する三笘薫が昨年、旧日本軍兵士の故小野田寛郎氏が描かれたパネルを持ち、ブライトン・アカデミーの少年と写真撮影を行ったことを挙げた。
また、卓球日本代表の張本智和が日本のテレビ番組の中で「戦犯」とされる東郷平八郎をまつる東郷神社を参拝したこと、日本のアイドルグループ・Snow Manのティザームービーに登場した日本刀に「中国侵略日本軍の総司令官」だった岡村寧次の名前などが刻まれていたことを挙げ、いずれも中国国内で強い反発を招いたとした。
なお、これらの件でブライトンは謝罪に追い込まれ、Snow Manも謝罪声明を発表しティザームービーを取り下げている。
許氏は、「複数の人気アニメやゲームなどにおいても、旭日旗や731部隊などの(軍国主義の)象徴的なサインが繰り返し登場している」と指摘。「これらはいずれも、日本の極右勢力が組織的に文化・スポーツ活動を利用して人々の認識に影響を与え、侵略の歴史を美化しようとする具体的な動きであり、かつて日本軍国主義の侵略に深く苦しめられたアジア各国の人々の強い不満を引き起こしている」と主張した。
また、「アスリートの言動であれ、アニメやゲームにおける演出であれ、その共通点は、軍国主義の歴史が持つ残虐性と侵略の本質を覆い隠し、崇拝、さらには郷愁を喚起する文化的シンボルへと転化させている点だ」と指摘した上で、「このような行為は、被害国の国民感情を著しく傷つけるだけでなく、地域の平和と安定に対して現実的な脅威をもたらすものであり、国際社会は高度な警戒を払い、必要な措置を講じて対処しなければならない」と警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/北田)











