台湾のネット調査サイト「DailyView網路温度計」に6日、「日系スーパーマーケットのロピアはなぜ台湾で大人気なのか?」とする記事が掲載された。

記事はまず、ロピアはSNS上で単なる価格比べの対象にとどまらず、「今日はロピアで何を買ったか」「最近の割引商品は何か」などの話題がよりシェアされていると紹介。

ロピアでの買い物体験そのものが消費者の関心の的になっていることを指摘し、実際に店を訪れた時の状況を伝えた。

ロピアは台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市に出店しており、記事が紹介したのは新北市のショッピングモール・環球購物中心の地下にある中和環球店。そこでは、「午前11時にモールがオープンすると同時に明らかな人の流れが形成された。足早に進む人もいれば小走りする人もいて、すぐに列ができた」といい、大勢の客が「われ先に」と肉や和牛関連商品を買い求めようとしていたそうだ。

記事は、ロピアに関するネット上の言及内容について「この約半年のネット上のキーワードを見ると、ロピアに関する話題は価格だけにとどまらず、『人』『商品』『消費体験』という三つの面をめぐって展開されている」と説明。また、SNSのThreads(スレッズ)では、ロピアの台湾支社長である水元仁志氏が自らネットユーザーからのコメントに返信するなど積極的にSNSを「巡回」していることが多く取り上げられ、ブランド運営者自身が話題の的になっていると伝えた。もう一方では、「黒毛和牛、精肉、すし、総菜、サーモン、スイーツ」といった具体的な商品カテゴリーが繰り返し言及されているという。

記事は、「これらの投稿の多くは消費者の実際の買い物体験によるもので、内容は価格比較にとどまらずに『今日は何を買ったか』『リピート購入するか』『量と質は見合っているか』などの評価型のものへと広がっている」とし、行列、売り切れ、特売、割引などの描写を伴うことも多いと紹介。「ロピアはすでに話題性のある外資系スーパーから、消費者の日常の選択肢、何度もリピートしたくなる買い物の場へと変化しつつある」と指摘した。

ネットユーザーの声を見ると、ロピアの強みとして最もよく挙げられるのが肉類と総菜だ。特に黒毛和牛関連には「たっぷりのボリューム」「焼いて海塩で味付けするだけで十分おいしい」といった評価が多く寄せられ、総菜やすしも「他店に完勝」「サーモンのすしを食べるならこれからはロピア」といった好評を得るなど高い注目度を誇っている。

なぜ?日本のスーパー「ロピア」が台湾で大人気―台湾サイト
台北のロピア

記事はまた、「商品そのものに加え、台湾でロピアの好感度を急速に高めた立役者が水元氏のSNS上でのやり取りだ」と言及。

「水元氏はThreadsで活発に活動し、自ら消費者のコメントによく返信している」と紹介し、「『中国語はあまりうまくない』と自嘲しながらも、誠実で継続的なやり取りはブランドと消費者の距離を縮めるのに成功した」と指摘した。(翻訳・編集/野谷)

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