2026年1月8日、環球時報はロシアメディアの報道を引用し、中国からの観光客急増がロシアの北極圏にある小さな村に活気を取り戻させていると報じた。
記事はまず、ロシアメディア「スヴォボードヌイ・プレッサ」の6日付報道を引用し、在ハルビン・ロシア総領事館の情報として、ロシア人観光客の急増により中ロ国境で渋滞が発生し、新年休暇を中国で過ごそうとするロシア人観光客を乗せた多数の車両が一時立ち往生する事態になったと紹介した。
そして、ロシア・サンクトペテルブルク極東国家研究センターのキリル・コトコフ主任が「中国人が国慶節や春節にロシアへ向かうのだから、新年休暇に中国へ向かうロシア人が急増したって何らおかしくない」と述べ、相互で個人旅行のビザ免除の試みが進む中で、双方向の観光ブームが起きることは自然な流れとの見解を示したことを伝えた。
同時に記事は、中国人の間でも冬季のロシア観光人気が高まっていると指摘。2000年以降、中国人のロシア旅行需要は継続的に増加しており、トレンドも当初の極東都市やモスクワ、サンクトペテルブルク観光から、10年代以降はオーロラや北極圏の絶景を求めてムルマンスクやコラ半島、北極海地域を訪れる観光客が増加していると伝えた。
その上で、ムルマンスク州の北極圏にある小さな村、テリベルカの盛況ぶりに言及。廃村寸前だったこの村は、ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞したロシア映画「裁かれるは善人のみ」のロケ地となったことで中国人観光客の間で人気が急上昇、観光客の流入に伴って村は復興し、現在の不動産価格は州都ムルマンスク市の中心地に匹敵するほどだとした。
記事はさらにロシア紙プラウダの報道を引用し、テリベルカが北極海のビーチや雪に覆われた丘、クジラの観察、ホタテやタラといったバレンツ海の海産物など数多くの魅力を持ち、スノーモービル体験やオーロラを背景にした写真撮影などが楽しめることから、中国人にとって冬の北極観光における最高の目的地の一つになっていると紹介した。(編集・翻訳/川尻)











