2026年を迎え、広東省深セン市では輸出入が安定の中で成長する流れを維持し、新興産業が輸出増加を牽引する新たなエンジンとなっている。中でも低空域飛行活動による経済形態「低空経済」は、新たな質の生産力の重要な代表であり、産業チェーン全体の優位性と多様な製品ラインナップによって、輸出の規模が拡大し続け、市場のカバー範囲も絶えず広がり、今や深センの貿易における質の高い発展を支える新たな注目点となっている。

同市南山区にある前海-蛇口低空経済先導区は、国際的なドローンテストセンターであり、深センの低空経済が世界に進出するための重要な玄関口でもある。ここには、低空域を飛行するエアモビリティの「研究開発-製造-テスト-応用」と産業チェーン全体をカバーする産業配置が形成されている。

障害物のあるコースの上を縦横に飛び回るドローン製品は、わずか1秒足らずで時速100キロメートルまで加速できる性能を備える。このドローンは、飛行コントロールシステムなど中核となるハードウェアがすべて中国独自開発で、製造したメーカーは現在、中国内外からコンテストへの招待や製品の注文を受けている。

中国製エアモビリティが世界へ、「低空経済」が深センの貿易の新たな注目点に

物流や貨物輸送、コンテストで活躍する各種ドローンが貿易分野で頭角を現すだけでなく、新たなシーンの中で電動垂直離着陸機(eVTOL)などの製品もその技術的優位性、コスト面の優位性、利用シーンへの高い適応性を背景に、海外から大量の注文を獲得している。

「空飛ぶバイク」と評判の一人乗りエアモビリティは、世界十数カ国・地域から40機の注文があり、注文意向表明は200機に上る。

また、「空飛ぶバス」と呼ばれる複数人が乗れるエアモビリティは、中国内外からの注文意向表明が1000機を超えた。現在、深センでは毎日さまざまなタイプの低空域エアモビリティの性能テストが行われており、合格すると米国、欧州、中東地域など多くの国・地域へ出荷される。

深セン税関によると、25年1~11月に深センから輸出されたハイテク製品の金額は前年同期比9.5%増の1兆1500億元(約26兆円)に達し、中でも低空経済の関連製品が重要な成長ポイントになった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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