中国では春節(旧正月、今年は2月17日)に合わせて、2月15日(旧暦12月28日、日曜日)から23日(旧暦1月7日、月曜日)までが9連休となるため、「史上最長の春節」と言われている。1月中旬に春節前後のエアチケットの予約がピークを迎えた。

中国の航空機のフライト情報が分かるアプリ「航旅縦横」のビッグデータによると、9日の時点で、9連休中のエアチケットの予約が300万枚を超えた。1日当たりの予約数は前年同期比約20%増となっている。中でも大都市や人気の省都の予約数が目に見えて増加している。

「航旅縦横」のビッグデータによると、9連休中の人気海外旅行先トップ3はソウル、香港、バンコクで、以下、シンガポール、クアラルンプール、シドニー、ホーチミンと続いた。

中国のオンライン旅行予約プラットフォーム「Qunar」によると、9連休中のエアチケットの予約数は前年同期比で63%増となった。検索数を見ると、三亜、大理、ハルビン、海口、シーサンパンナなどが依然として人気の中国国内旅行先となっている。ユーザーに人気の路線を見ると、北京-広州、北京-上海といった人気路線のほか、北京-仏山といった春節ムードが濃く、年末年始の行事が充実している広州や深センに向かう路線の人気が高まっている。

25年12月18日に始まった海南島全島を関税ゼロにする「封関運営」は観光業にも政策ボーナスをもたらしており、免税ショッピングといった高級志向の消費が消費能力の高い旅客の間で人気となっている。彼らは価格に対する敏感度が比較的低く、エアチケットの価格水準を押し上げている。有名な旅行会社の「免税ショッピング+島一周ドライブ旅行」や「熱帯雨林探検+免税爆買い」などをセットにした商品の予約数が前年同期比で210%増と激増しており、国内旅行業務の1人当たりの単価を35%引き上げている。

「史上最長の春節」と言われている9連休は、欧州やオーストラリア、ニュージーランド、アフリカなどに向かう長距離旅行に適している。旅行会社・衆信旅游のコールセンターの問い合わせ量は最も多い時で300%増となり、旅客の50%以上が10日以上のスケジュールの旅行を選んでいる。

そして、欧州に向かうじっくり型旅行や南極・北極に向かうクルーズ船旅行などの予約は8-9割埋まっている。春節前後に出発する南極に向かう商品は3カ月前に完売した。

トルコが中国人観光客を対象にビザ免除措置を打ち出し、ニュージーランドが中国人を対象に5年のマルチ査証(ビザ)を発行していることなどが重なり、関連路線の予約数が前年同期比で2倍以上増え、海外旅行全体の予約数は同180%増と激増している。「Qunar」研究院の関係責任者によると、海外旅行では、ドイツのベルリンや韓国の釜山(プサン)、オーストラリアのメルボルンといった都市の関心度が目に見えて上昇している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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