2026年1月12日、中国のQ&Aサイト・知乎に「欧米ネットユーザーが熱く議論する中国アニメの台頭、最大の難題は『名前』」としたコラムが掲載された。
コラムは、「近年、世界のアニメ市場の勢力図は静かに変化しつつある。
そして、「『霊篭:INCARNATION』の硬派なSF表現、『凡人修仙伝』の高水準なモーションキャプチャ、そして『霧山五行』の独自性あふれる水墨風バトルまで、中国アニメは潤沢な資金投入と成熟し続ける技術によって、映像の精密さではすでに世界トップクラスに達している。多くの欧米視聴者も、大規模演出や視覚効果が重視される現代において、一部の日本のテレビアニメよりも中国アニメの方が制作費や本気度が上回っていると認めており、『技術力』は中国アニメが海外進出する上で最大の武器になっていると評価している。だからこそ、議論はより具体的な段階へと進んだ」と説明した。
コラムは、「最近、特に今年1月初旬以降、欧米のコミュニティーで『キャラクターの名前が覚えられない』と頻繁に話題となっている。一見すると笑い話のようだが、実は深刻な問題だ。多くのネットユーザーは率直に、中国語のピンイン表記が読みづらく、雰囲気もつかみにくいと語っている。例えば、SunZhiYaやYeXiといった名前は人名であることは分かるが、記憶に残りにくいというのだ。その例として、『呼喚少女』を挙げる声もあった。
また、「この問題は、仙侠やファンタジー系の作品でさらに顕著になる。修行体系や道教用語、師弟関係といった要素は、もともと非常に内向きで、独自性の強い文化構造だからだ。英語に翻訳すると名称は長くなり、本来のリズム感を保つのも難しくなる。中国アニメに初めて触れる海外視聴者にとっては、物語を理解する以前に大量の専門用語を乗り越えなければならず、負担に感じてしまうのも無理はない。しかし見方を変えれば、これはむしろ『良い問題』でもある。なぜなら、作品自体が魅力的でなければ、名前が覚えやすいかどうかなど誰も気にしないからだ。『続けて見たい』と思わせる力があるからこそ、視聴者はこうした『2段階目の問題』に目を向ける」と論じた。
さらに、「海外のネットユーザーは、中国ゲームにおけるキャラクター名の変化を好例として挙げている。初期の名前は覚えにくかったが、『守岸人(Shorekeeper)』のようにイメージしやすい翻訳名は、すぐにプレイヤーの記憶に残ったという。『原神』が『Genshin Impact』と名付けられているのもその一例である。また、この議論を『外国人が中国語を嫌っている』と誤解すべきではないという指摘もある。
そして、「関連して、韓国作品の対応も話題に上がった。『俺だけレベルアップな件』が日本で放送された際、主人公ソン・ジヌの名前が水篠旬(みずしのしゅん)に変更されたが、これは文化性を失ったという意味ではなく、物語をよりスムーズに受け入れてもらうための工夫であった。こうした背景から、名前をめぐる議論についても、覚えにくいと感じる人がいる一方で、逆にクールで好きだと評価する声も存在する」と加えた。
その上で、「ある産業が『通用するかどうか』という段階を超え、『どうすればより理解されるか』という段階に入った時、それはすでに確固たる地位を築いた証拠であることが多い。中国アニメと中国ゲームは、まさにその地点に到達している。本当に広く使われるようになったものだけが、初めて真剣に欠点を指摘されるようになる。今になって違和感を覚えるということは、それだけ無視できない存在になったということだ。耳になじまないという感覚も、結局は慣れるまでの過程にすぎない」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)











