中国・福建省で約75億元(約1700億円)が投じられた永安揚水発電所プロジェクトにおいて「手抜き工事」が発覚した。

中国国営の新華社などによると、現場のアンカー杭について、長さの著しい不足、溶接の不適合、埋め込み不足といった問題が指摘された。

国家能源局福建監管弁公室は14日に本件に関する通知を発表し、「手抜き工事」との指摘が基本的に事実であると認定した。

その上で、中国水利水電第三工程局有限公司、福建閩投永安揚水発電有限公司、浙江華東工程諮詢有限公司の関係3社に対して、それぞれ1873万元(約4億2500万円)、5万元(約110万円)、100万元(約2200万円)の罰金を科した。

1700億円投じられた水力発電所建設プロジェクトで手抜き工事発覚―中国

報道によると、永安揚水発電所は福建省永安市小陶鎮に位置し、総設備容量は120万キロワット、総投資額は74.96億元で、建設主体は福建閩投永安揚水発電有限公司。建設内容は主に上部調整池、下部調整池、導水・発電システムなど。

このうち、下部調整池の工事を落札したのが中国水利水電第三工程局有限公司で、同社は今回手抜き工事が発覚したダムの斜面を保護する工事を、承認を得ないまま別会社に下請けに出していた。また、重要工程の作業時に立ち合いを行わず、管理を怠ったとされている。(翻訳・編集/北田)

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