中国メディアの参考消息は18日、米アルファベット傘下グーグルの人工知能(AI)研究機関ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営者(CEO)が「中国の人工知能(AI)モデルの進歩は過小評価されている」との見方をしているとする記事を掲載した。

ザ・タイムズ・オブ・インディアの報道として伝えたところによると、ハサビス氏は、CNBCのポッドキャスト番組で、中国のAIモデルは欧米のシステムから「現時点では数カ月遅れているだけかもしれない」と過小評価されているとの認識を示し、中国のAI能力に関する一般的な見解に異議を唱え、わずか1、2年前には中国ははるかに遅れていると考える人が多かったと付け加えた。

ザ・タイムズ・オブ・インディアは、ハサビス氏の発言について「中国はAI開発において大きく後れを取っているという、ワシントンやシリコンバレーで広く信じられている見解に反するものだ」と指摘。中国のAI企業、DeepSeekが昨年、先進性に劣るチップを搭載しながらも優れた性能を発揮するモデルを発表して市場に衝撃を与えたことや、アリババなどの中国の巨大IT企業やMoonshot AI、Zhipuなどの中国のスタートアップ企業もその後、競争力のあるモデルをリリースしたこと、米半導体大手NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがAI競争において米国は中国を「はるかにリードしているわけではない」と述べ、中国の進歩を高く評価していることを紹介した。

ザ・タイムズ・オブ・インディアによると、ハサビス氏は中国が追いつく能力を持っていることを認めた一方で、中国企業が最先端の進歩を遂げられるかどうかについては疑問を呈している。同氏は「彼らは追いつくことができ、最先端に非常に近づくことができることを示した。しかし、本当に最先端を超えるような、例えばトランスフォーマーモデルのような革新的なものを生み出すことができるのか。それはまだ示されていないと思う」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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