中国でトマトの価格が急騰し、一部地域では昨年の10倍近い値段になっている。中国メディアの環球網が18日付で報じた。
記事によると、最近、中国全土でトマトの価格が上昇している。浙江省嘉興市のある農産物市場ではトマトが1斤(500グラム)7元(約154円)で販売されていた。ある客は「去年の同じ時期は5元(約115円)くらいだった。今ではもう肉の値段に近い」と嘆いた。ただ、八百屋の店主によるとこれでもやや下がった方で、今年に入って10元(約220円)まで上がった時もあったという。
また、広東省深セン市のトマトの価格は、昨年初めには1斤1~2元(約22~44円)だったが、最近では7~10元にまで急騰。一部の高級品では13元(約286円)を超える場合もあるという。深セン市の複数の青果店の販売価格はおおむね1斤8~10元(約176~220円)だった。また、オンラインショップでは1斤8~14元(約176~308円)ほどだったそうだ。
農業農村部情報センターのデータによると、2026年1月1~16日のトマトの平均卸売価格は1キログラム当たり8.61元(約187円)で、昨年1月の4.76元(約104円)と比べて80.9%上昇している。
中国農業科学院農業情報研究所の副研究員である張晶(ジャン・ジン)氏は「トマト価格の上昇は、実際には昨年下半期からすでに始まっていた」と指摘。「昨年上半期の低迷した市況が、農家のトマトを含む野菜の作付け意欲を損ない、一部農家は作付面積を縮小した。
また、10月以降は山東省などでも長雨と日照不足が続いたことで収穫に影響が出たこと、これにより前倒しでコストのより高い温室栽培の野菜を頼らざるを得なくなったこと、各地の不作により遠方から輸送するコストが上乗せされたことなどが、価格を押し上げる要因になったという。張氏は、トマト価格の高止まりは3月下旬まで続き、その後は季節的に下落していくと予測している。(翻訳・編集/北田)











