シンガポール華字メディアの連合早報は19日、中国のゲームプレーヤーらは懸念と怒りが入り混じった感情を抱きつつ特殊詐欺拠点を舞台にしたタイトルを熱狂的に受け入れているとする記事を掲載した。

記事が取り上げたゲームとは、中国の会社が開発した「血薪記:罪悪園区」。

PCゲームの配信プラットフォーム、Steamで9日にリリースされると、最高評価の「圧倒的に好評」を獲得している。

記事によると、「血薪記」の舞台は架空の場所とされているが、Steamのレビュアーは「ミャンマーやカンボジアなどに実在する詐欺拠点と完全に一致する」と記している。プレーヤーは詐欺の被害者または詐欺拠点のトップのいずれかを選択してゲームを進める。

開発者は「このゲームの核心は、人々の詐欺防止意識を高めることにある」と説明するが、ネット上では特殊詐欺というテーマについて「被害者を侮辱するものだ」との声もある。

特殊詐欺への注目が高まり続ける中、過去2年間で詐欺をテーマにしたタイトルが数多くリリースされている。シンガポールのシンクタンク、ISEASユソフ・イシャク研究所の研究者は「特殊詐欺の脅威に対する中国社会における広範かつ根深い懸念や怒りを一定程度反映している」と分析する。(翻訳・編集/柳川)

中国のゲーマーは懸念と怒りを抱きつつ特殊詐欺拠点を舞台にしたタイトルに熱狂―シンガポールメディア

中国のゲーマーは懸念と怒りを抱きつつ特殊詐欺拠点を舞台にしたタイトルに熱狂―シンガポールメディア

編集部おすすめ