中国では、年末年始の商業イベントや企業の忘年会や新年会といった社内イベント、観光関連の催しの現場で、人型ロボットの存在感が急速に高まっています。受け付けや来場者対応、司会進行、ダンスなどを担い、短期間で各地のイベントを渡り歩く姿は、まるで「単発のアルバイト」に励むかのようです。
近年、複数の人型ロボット短期レンタルプラットフォームが相次いで立ち上がり、ロボットの「ギグエコノミー」は試行段階から本格的な規模拡大期に入りました。短期レンタルは導入コストを抑え、利用シーンを広げるだけでなく、製品改良やサービスの標準化、産業チェーンの整備を促す効果もあります。
実際、企業の社内イベント向けに人型ロボット数台を1日単位で貸し出すサービスが登場し、価格は需要拡大と供給増加を背景に下落傾向にあります。かつては1台が1日1万元(約23万円)を超えることもありましたが、現在は数千元(1000元は約2万3000円)台が主流です。多くの場合、操作を担当するエンジニアが同伴し、物流や技術サポートまで含めたパッケージとして提供されます。
業界関係者によると、現在の需要の9割以上は短期利用で、企業イベントや商業活動、観光演出が中心です。人型ロボットは人手の代替というより、会場の演出力や話題性を高める存在として評価されています。専門家は、現段階ではロボットを自社で「所有」するよりも、「サービスとして利用する」方がコスト面で合理的だと指摘します。
こうした動きは、用途特化型の人型ロボット開発や、運営・演出を担う専門企業の誕生など、新たな産業構造も生み出しています。将来的には短期・長期レンタルが併存し、人型ロボットがより多様な分野で柔軟に働く存在へと進化していくとみられています。(提供/CRI)











