2026年1月17日、韓国メディア・朝鮮日報は、約10年前に発表された日本の楽曲が韓国の音楽チャート上位にランクインし、注目を集めていると報じた。

記事によると、26年1月2日~8日のYouTube(ユーチューブ)ミュージック韓国週間人気曲ランキングで、日本のバンド、back number(バックナンバー)が15年に発表した楽曲「ヒロイン」が9位に入った。

この現象のきっかけとして挙げられているのが、韓国の歌手ソン・シギョンの日本でのテレビ出演だ。ソン・シギョンは25年11月30日、日本の人気バラエティー番組「千鳥の鬼レンチャン」に出演し、課題曲の一つとして「ヒロイン」を歌唱。放送後、日本のSNSではソン・シギョンの名前がトレンド入りするなど、話題となった。

この映像は韓国でもユーチューブなどを通じて拡散され、関連動画の総再生回数は1200万回を超えたという。これを受け、「ヒロイン」は25年12月第1週に韓国チャート97位に初登場し、翌週には10位まで急上昇、その後も上位を維持している。同時に、同曲は日本でも再び注目を集め、ユーチューブ・ミュージック日本週間ランキングで7位に入るなど、日韓両国で同時に人気が再燃しているという。

記事は、こうした現象は今回が初めてではないとし、24年6月、ガールズグループNewJeans(ニュージンズ)のメンバーであるハニが東京ドーム公演で松田聖子の「青い珊瑚礁」を歌い、日韓両国で大きな話題となったことを紹介。「これをきっかけに日本では中高年層のNewJeansファンが増え、松田聖子は26年2月にデビュー46年にして初の韓国公演を行う予定」だと伝えた。最近では、1970~80年代の日本の楽曲が韓国の若者層を中心に再評価される動きも見られるという。

記事は、こうした雰囲気の背景には日韓両国の相互好感度が過去10年で大きく改善していることがあるとし、「K-POPが若い世代の間で人気を博していることをはじめとし、さまざまな形の文化交流がその一因となっているとみられる」と結んだ。

これについて、韓国のネットユーザーからは「(「ヒロイン」は)10年前の曲なのに、今聴いても全然古く感じない」「ソン・シギョンの声が本当に合っていた」「原曲も好きになった」「番組で披露した部分は短かったので、フルで見たい」「昔の日本の曲はメロディーがきれいで完成度が高い」「これで初めて知ったが、良い歌だね」などの声が上がった。

また、「K-POPが日本で人気になり、日本の音楽が韓国で逆輸入される時代」「政治とは別に、文化は確実に近づいている」「若い世代は国籍より曲の良さで聴いている」「交流が広がるのは良いが、比較で対立を煽らないでほしい」「レトロブームで日本や韓国の古い歌が注目されているのは良い風潮だと思う」などの声も見られた。

(翻訳・編集/樋口)

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