2026年1月19日、香港メディア・香港01は、中国による統一を示唆する過激発言を繰り返した中国出身の女性インフルエンサーに対し、台湾当局が強制退去を命じたと報じた。

記事によると、処分を受けたのは「関関(グアングアン)」と呼ばれる広東省出身の女性。

台湾人男性との離婚後も台湾に滞在し、「小辣椒」というハンドルネームでシングルマザーとしての生活を動画投稿アプリ「TikTok(抖音)」などで発信していたという。しかし、その内容は次第に過激化し、「祖国の繁栄を願う。一日も早く台湾を統一してほしい」「遅かれ早かれ台湾全土に五星紅旗が掲げられる」などと主張していたとのことだ。

記事は、女性が「もう我慢の限界だ。早く統一しなければ、我々は毒殺(迫害死)される」「台湾は中国の不可分の一部だ」といった発言を繰り返し、多くの台湾ネットユーザーから通報されていたことを紹介。当局もこうした言動が公然と論争を招く言論の流布に当たると判断し、台湾内政部移民署が女性の居留許可の撤廃と退去の命令を下したと伝えた。女性は数日前に、すでに自主的に台湾を離れたという。

報道によると、女性は処分決定後に動画内で劉世芳(リウ・シーファン)内政部長を名指しで「頑迷な台湾独立分子」と罵り、自身の合法的な居留権を剥奪したと激しく批判。「台湾が解放されるその時、私は再び娘に会いに来る」という捨て台詞を残したと伝えられている。

記事は、今回の処分について台湾移民署が「台湾地区と大陸地区の人民関係条例(両岸条例)」などの規定に基づくものであり、当事者に弁明の機会を与えた上で、法による行政と人権保障のバランスを考慮して決定したと説明し、過激な言動を理由に中国本土出身の配偶者が居留権を取り消されるのは今回で5例目になると指摘したことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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