北京市人的資源・社会保障局はこのほど、「北京市ロボット専門職階評価試行規則」を通達した。工学技術系列にロボット分野の職階評価専門を新設し、ロボット分野における人材評価ニーズに的確に対応することで、北京がロボット産業の革新的発展における新たな拠点を形成することを後押しする狙いだ。

規則は2026年に施行され、7月に初の職階評価が実施される。北京日報が伝えた。

規則では、全産業チェーン・多層的なロボット職階評価体制の構築を明確に打ち出し、産業発展の人材評価ニーズに的確に対応する。評価分野は、「コア部品」「アルゴリズム・ソフトウエア」「完成機の設計・製造」「システム統合・応用」の4方向に細分化され、コア技術開発から最終的な応用シーンへの実装まで、ロボット産業チェーンの主要段階を網羅する。これにより、各細分化分野の専門人材が適切な評価区分が見いだせるようになり、人材評価と産業ニーズの精密なマッチングが実現する。

また規則は、市内の国有企業・事業機関、非公有制経済組織、社会組織において、ロボットのコア部品、アルゴリズム・ソフトウエア、完成機の設計・製造、システム統合・応用などに従事する専門技術人材を、すべて北京市の職階評価対象に含めることを明確にしている。

25年の中央広播電視総台の春晩(春節<旧正月>を祝う中国の国民的年越し番組)で「秧歌(ヤンコ)踊り」を披露した人型ロボットから、世界初の人型ロボット・ハーフマラソンで優勝したロボット「天工」に至るまで、ロボット産業はかつてない注目を集め、科学技術イノベーション能力と先端製造の水準を測る中核的分野となっている。北京にはロボット関連企業が940社余り集積し、従事者は約3万人に上るが、産業特性に適合した職階評価分野や基準が不足していたため、高度人材のキャリア形成に一定の制約が生じていた。

北京の関係機関はこうした課題に積極的に対応し、産業の盛り上がりと人材ニーズを的確に捉え、科学的な評価体制によってロボット分野の多様な人材を識別・奨励・集積し、業界従事者のキャリアアップのルートを広げ、ロボット産業の高度化に新たな政策的原動力を注入するとしている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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