2026年1月22日、中国のポータルサイト・捜狐に、日本のイラストレーター・岸田メル氏が、自身のX(旧ツイッター)上で不快な疑念を抱いたことを表明したとする記事が掲載された。

岸田氏は日本のオークションサイト・ヤフオクを閲覧した際、自身の画風とは明らかに一致しない岸田氏のサインを装ったイラスト色紙が販売されているのを偶然目にしたという。線や完成度も練習段階の落書きのような水準であるにもかかわらず、価格は5880~8000円に設定されていた。これを見た岸田氏は、自身のXで「久々にヤフオク見てみたら岸田メルの偽イラスト色紙売ってるやつがいる。買ってるやつもいる。これどういうビジネス?違法薬物でも売ってるの?」と投稿し、強い違和感を示した。

記事は、「岸田氏が違法薬物に言及したのは、決して根拠のない話ではない」として、以前日本のフリマアプリ・メルカリにおいても、不審なアカウントが発見されたことに言及。「そのアカウントは、品質の低い落書き風のイラストを大量に出品し、いずれも3900~7700円で販売していた。さらに不可解なことに、出品画面の画像には番号や隠語が記されており、商品ページの多くは取り置き用に『◯◯様専用』と記載されていた」と説明した。

その上で、「こうした点からSNS上では、違法薬物の密売、イラストはカモフラージュで実際には別の物を売っているのではとの憶測が飛び交った。だからこそ、岸田氏は明らかに異なる画風にもかかわらず、自身の名前を冠したイラスト色紙が流通しているのを見て、直感的に強い警戒心を抱いたのだろう。これを見たファンからも『ぱっと見で偽物とわかるクオリティー』『買う人もおかしい…』とのコメントが寄せられ、まさに『明らかに偽物であるにもかかわらず、なぜか売れている』という点が、この件をより一層不穏なものにしている」と延べた。

そして、「岸田氏の発言から読み取れるのは、彼が本当に怒っているのは、単なる『なりすまし』による販売だけではないということだ。これは、自身の名前そのものが、一種の道具として利用されていることへの強い憤りである。低品質な偽作が有名イラストレーターの名をまとって流通すれば、知識のない人々を誤導するだけでなく、悪意ある者にとっては都合のよい隠れ蓑(みの)にもなり得る。このような行為が黙認されれば、最終的に傷つくのは、常に創作者本人なのだ」と強調した。(翻訳・編集/岩田)

編集部おすすめ