中科宇航は22日、微重力金属付加製造(AM)回収型科学実験ペイロードを中国科学院力学研究所に引き渡した。これに先立ち、同研究所が独自開発したこのペイロードは12日、中科宇航の飛行体「力鴻1号遥1」に搭載され、中国初となる宇宙空間における金属付加製造(3Dプリンティング)実験に成功していた。

科技日報が伝えた。

これは中国で初めてロケットプラットフォームをベースに実施された宇宙金属3Dプリンティングの回収型科学実験だ。実験チームは宇宙の微重力環境下で3Dプリンティング技術を用いて、金属部品の製造に成功した。その全体的な技術水準は世界トップクラスに達している。

今回のミッションにおいて、研究者は微重力条件下における金属付加製造の材料安定輸送・成形、全工程のクローズドループ制御、ペイロードとロケットの高度な協調といった一連の重要技術を突破した。実験終了後、ペイロードを収めたカプセルはパラシュートシステムによって安定して着陸し、回収された。研究者は溶融池の動的特性、材料輸送、凝固挙動など微重力環境における金属3Dプリンティングのプロセスデータの取得に成功した。同時に、宇宙空間で製造された金属部品の成形精度や力学特性などのパラメータも取得し、中国の宇宙金属3Dプリンティング技術の急速な進化に向けた貴重な実験資料を蓄積した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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