中国のSNS・小紅書(RED)に26日、北海道美瑛町を訪れた中国人女性の手記が投稿された。以下はその概要。
北海道では、ずっと食べたいと思っていたものがなかなか食べられずにいた。美瑛に行ったその日、駅を出て友達と一緒に「なんて素敵な童話の世界なんだろう」と感嘆しながら写真を撮って歩いていると、入口にアイスクリームの看板が置いてある小さなお店の前にたどり着いた。
とてもかわいらしいお店で雑貨がたくさん並んでいて、絵やアイスクリーム、手作りの焼き菓子もあった。店主はとてもかわいいおばさんで、終始優しい笑顔を浮かべ、話し方もふんわりしていた。私は興奮して「ミルクアイスクリーム!」と伝えた。すると彼女は「え、すみません……」と何か言ったが、その後はよく分からず、身振り手振りと翻訳機を使ってやり取りした結果、ミルク味のアイスはないことが分かった。彼女はとても申し訳なさそうで、代わりに別の味を選んでと言って抹茶と白桃を勧めてくれた。
私と友達はそれぞれ一つずつ頼んだ。アイスクリームは一つ300円で本当に安いのに、とてもとてもおいしかった。しかもすべて彼女の手作りだった。友達の白桃味もとてもおいしく、さっぱりしていてこれほど果物の味をそのまま再現した白桃アイスを食べたのは初めてだった。彼女が作った手作りクッキーも買ったけど、とても大きな袋なのに100円だった。
彼女は英語が話せないことをとても申し訳なく思っていたようで、ずっと「すみません」と言っていた。私たちが中国人だと分かるといろいろ話してくれて、中国のドラマを見るのが好きなことや、中国製のふわふわしたものが好きなこと、私たちがとてもかわいいということを伝えてくれた。言葉は通じなくても、翻訳機と身振り手振りでたくさん会話をした。トイレに行った時には、注意書きや店内に貼られているポスターがすべておばさんの手描きだと分かったけど、写真を撮り忘れてしまってとても残念だ。
その後、彼女は私と友達にそれぞれ、この小さな牛の人形を一つずつプレゼントしてくれた。美瑛の特産の「美馬牛」だと教えてくれ、何人で来ているのかを聞いて一人一つずつ渡してくれた。
実は今回の旅行では、これまでに何人かの人から、私や同行者が香港人や台湾人かと聞かれたことがあった。「中国人」と答えると、それ以上は何も言われなかった。態度が悪くなるわけではないけど、空気が少し冷えたのが分かった。それでも、このおばさんは変わらずとても温かく接してくれた。
ほかの友達2人は何も買っていなかったにもかかわらず、それでも私たち全員ととても楽しそうに話をし、一人ひとりにプレゼントまでくれた。
お店を出るとき、入口に置いてあった彼女の手描きの営業時間の看板が目に入った。「11:00~14:00」。これを見て、なんて幸せなのだろうと思った。きっと彼女はお金のためにやっているのではなく、自分の好きなように生活しているのだと思う。この「愛でつくられた」小さなお店こそが、彼女の理想なのだと感じた。
見ず知らずの人から贈り物をもらえるというのは、本当にうれしいこと。おばさんからもらったこのプレゼントはきっと大切にする。こちらからも何かお返しをしたいと思ったけど、その日はちょうど何も持っていなかった。次からは、バッグの中にちょっとしたお土産を入れておいた方がいいなと思った。
美瑛は本当に素敵な場所だ。北海道の一番美しい景色と、一番素敵な人たちは、どちらも美瑛で出会った。きっと再会できると信じている。(翻訳・編集/北田)











