2026年1月27日、界面新聞は、25年の中国の自動車輸出が832万台に達して3年連続で世界首位の座を維持するとともに、最大の輸出先がロシアからメキシコへと交代したと報じた。

記事は、中国乗用車協会の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)事務局長が公開した最新データとして、25年通年の中国の対メキシコ自動車輸出が前年同期比18万500台増の62万5200台に達し、ロシアを抜き最大の輸出相手国になったと紹介。

中国全体の輸出台数は前年比30%増の832万台で、23年に初めて日本を抜いて以来、3年連続で世界トップになったことを伝えた。

また、輸出市場の構造が単一市場依存から多元化へと変化し、中でも中東、中南米、欧州市場のシェアが拡大していると指摘。国別の累計輸出台数ではメキシコに次いでロシアが58万2700台で2位、3位以下はアラブ首長国連邦(UAE)、英国、ブラジル、サウジアラビア、ベルギー、オーストラリア、フィリピン、カザフスタンと続き、特にUAEは前年比で24万1700台増加しており、最も急成長したと紹介した。

さらに、新エネルギー車(NEV)では輸出量が前年比70%増の343万台に達し、成長をけん引する核心となっていることにも言及。その要因として、これまでの純電気自動車(BEV)に代わり、プラグインハイブリッド車(PHEV)やハイブリッド車(HEV)が新たな成長点となったことを挙げた。特にPHEVのピックアップトラックが商用車部門の目玉となっているほか、西欧やアジアなどの先進国・高所得市場へ向けた輸出が好調であることを伝えた。

一方で、輸出自動車の平均単価は下落傾向にあり、23年の1万9000ドル(約290万円)から25年には1万6000ドル(約240万円)まで低下したことを紹介。高価格帯であるテスラの輸出比率が低下したことによる構造的な影響だという崔事務局長の分析を伝えた。

記事はこのほか中国の状況にも触れ、25年は生産が3453万1000台、販売が3440万台でいずれも過去最高を更新するとともに、NEVが国内新車販売の50%を超えたとした。そして、今年の展望について中国自動車工業協会の陳士華(チェン・シーホア)副事務局長は生産・販売がいずれも3475万台に達し、約1%の堅調な成長を維持するとの予測を示したと報じた。

そして最後に、今後の自動車輸出について崔事務局長が、海外生産拠点の整備や技術開発を深めつつ、貿易障壁やサプライチェーンのリスク、世界的な競争激化といった課題を注視し、市場の多元化戦略をさらに推進する必要があると指摘したことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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